KATA イベントを終えて text by Akira Aratake

2012年10月17日 16:10

イベントから2週間近くになりますが、改めてサポートしてくれたスタッフの人たち、参加して頂いたデザイナーやDJの方々、そして何よりもご来場頂いた皆さんのお陰で良いイベントが出来ました。
本当にありがとうございました。また、会場には来れなかった人たちからも、都合や場所的に行けないけど頑張ってとメッセージを頂きました。大変感謝しております。またいつかお会い出来る機会があればと思います。

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今回のようにちゃんと場所を確保して、比較的大きくイベントをやったのは、7年ぶりぐらいだったのですが、この時間の経過で随分変わったな〜と感慨深いこともありました。

今回はまずイベントの詳細が決って当日までの期間が今回の準備期間は3週間程度だったのですが、これは7年前では考えられないことです。当時なら3ヶ月前には詳細を決めて、フライヤーやポスターを作成し、渋谷や下北沢、新宿なんかのレコードショップやクラブに置いてもらうことから始まりました。
お店も当然営業してるので、人手も結構いります。またプレスリリースを作って、載せてもらいそうな雑誌に送ったり、知っている編集の人がいる出版社には直接持って行ったり。雑誌は当時それぐらいの余裕がないと突発の告知はなかなか取り上げてもらえなかったので、それぐらいの期間はどうしても必要でした。
ところが今は驚くことに、なんのツテも無くとにかく大手ポータルサイトのナタリーさんにもインフォメーションを送ったところ、その次の日には紹介してもらえました。他のニュースサイト等でも取り上げて頂きました。大変ありがたいことでしたが、このスピード感には目眩すら覚えました。

そんなこと当たり前じゃんと、今のオーガナイザーの人は言うかもしれませんが、自分のような浦島太郎にはその変化が大変驚きでした。

それで、ちょっと話は飛びますが今は人を集めるのは昔に比べると、とても簡単になったと誰かが言っていました。しかも一気に数万人とかも簡単に集まると。ウォール街占拠も中東のジャスミン革命も官邸反原発デモもそれまでと比較にならない労力と時間であっという間に出来てしまった(もちろんその種をまいた人たちには相当の苦労があったと思いますが)。
これらのムーブメントの善し悪しはここでは言えませんが、明らかに変な方向に行くものもあります。
先月、オランダの少女が間違えてフェイスブックで一般公開で誕生会を招待してしまったら、関係の無い4,000人が集まってしまい、祭りと化し仕舞には暴徒化してしまったとか。笑い話では済まなくなってしまいましたが、オランダ人も結構ヒマなんだな〜と、ちょっと見直しました(笑)

なんだかイベントの感謝とは全然違う話なってしまいましたが、ソーシャルメディアの力を身をもって実感した次第です。イベントの告知をリツイートして頂いた方々のお陰で、短期間であれだけの人に来て頂けました。この新しい仕組みというかシステムが今後も自分を含めてみんなの生活に良い方向に使われることを願い、白髪の増加に反比例して、シワが減少してるに違いない己の脳みそにもう一踏ん張りしてもらって、いろいろ勉強していこうと思います。

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