shop33とその後の物語 第一回 小倉拓也vol.1

2018年6月 3日 12:00

このnext33ブログを見ていてくれた皆さん、長くブログを休んでいました荒武です。

2年前に一度再開したのですが、その後予想外に後遺症が色々と出て更新の目処が立たなくなっていました。
その後遺症も大分治ってきたのでここに再スタートとなりました。お待たせして申し訳ありませんでした。

そしてこの度、shop33の時代から関わりの深い方々にインタビューをしていきながら、当時のことから現在の活動に至るまで、様々な観点から迫っていく企画を開始いたします。shop33にまつわる様々な写真などを添えて語っていきます。今後も続々とゲストをお迎えし、面白い話を掘り下げていければと思っています!

その第一弾として、高校生の頃 (90年代初頭 早熟!)からお客さんとしてshop33に通い、2000年代にはインディーズブランドREMINDを立ち上げサプライヤーとしても関わってくれた33にとっても二重に有難い存在であった小倉拓也氏です。
その後はアパレルから一転、日本酒の燗酒専門の居酒屋の『カイ燗』を吉祥寺ヨドバシ裏手にオープンさせ、コア且つポップな客層を獲得し多くのメディアに取り上げられて評判を呼びます。
33にとっても吉祥寺の興味深い取材先であり、元々は関係があるお店としてブログにかつて登場してもらいました。それから7年後にはすぐ近くに大衆居酒屋『火弖ル』もオープンさせています。

2018年4月にはフランスまで燗酒を入れるイベントを開催して海外でも日本酒の燗酒文化を拡めるべく積極的に活動を続けています。

そんなチャキチャキの吉祥寺原人である小倉氏に当時の思い出から今後のお店の展開まで語れる範囲で(笑)大いに語り合いました!



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◆Shop33に初めて足を踏み入れた思い出

荒武 shop33に関わってくれていた方との対談特集を組むことになり、お客さんとしても通ってくれ、更にREMINDというブランドで洋服も卸してくれていた小倉くんに第一回のゲストとして来ていただきました。よろしくお願いします。

小倉 よろしくお願いします。

荒武 とは言っても欠片欠片しか覚えていないんだよね(笑)。

小倉 その欠片をつなぎ合わせるのも難しいし(笑)。

荒武 とりあえずリラックスした感じで思い出の欠片を集めていく感じで進めていきましょう(笑)。


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荒武 33にはどんな感じで来たの

小倉 行ったきっかけは覚えていないんですけど…。ただ、初めて行った時にものすごい衝撃を受けて。

荒武 どんな衝撃?

小倉 まず見たこともない物が一杯あって。情報として知っていても、例えばTommy BoyとかPublic Enemyとか、そういったグッズを実際に扱っているお店って東京にもなかったじゃないですか。


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荒武 その頃は原宿とか渋谷とか行ってなかった?

小倉 原宿とか行くようになったのは33に行くようになったもうちょっと後ですね。例えばロンディスとか、東京堂、渋谷のファイヤー通りとか。時代は少し後になりますけど、代官山に行く途中にあったEMとかには行ってました。

荒武 1990年ぐらいの話だよね。それって何歳ぐらいの頃?

小倉 2〜1くらいですね。なので14〜16歳位笑。その頃の若者って色々探してたと思うんですよ。何したらいいのか定まってもいなかったし、何が面白いのかわかってなかったし。だから自分も刺激的かつ決定的なものを探してました。


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荒武 だから色々なお店を自分で探して通ってたんだ。僕はPeppermint Cafeによく行ってた思い出があるけど、小倉くんは吉祥寺で面白いお店とか通ってたお店ってあった?例えばPenguin Cafeとか。

小倉 行ってましたよ。やっぱりすごいおしゃれだったし、セレクトも面白かったし。

荒武 16歳位であのお店はいるの勇気いるよね(笑)?

小倉 そうですねー。でも入れたのは33のおかげですよ(笑)。

荒武 そうなの?うちに入れたからこっちも大丈夫かなって感じ?

小倉 そうそう(笑)。でも33に行く時が一番緊張したんじゃないかな?

荒武 えー、でも一回入れば大丈夫じゃないの?

小倉 いやー、なんだかぶっ飛んだ店員さんが多かったですから(笑)。モードがそのまま現実に飛び出してきたような格好してて、なんじゃこりゃ〜って(笑)。同じ言語ではないと思いましたしね(笑)。

荒武 あの時代はそういう店員沢山いた(笑)。


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◆90年代のShop33
 

荒武 14か15歳位で初めて来たってことは、今から27年前くらいだよね。やっぱり33のお客さんでそんな若い子来ちゃだめ(笑)。悪い大人がたくさんいたし(笑)。

小倉 でもよく行くようになったのは、33が変わったというかテクノとかを良く置くようになってからですかね。

荒武 改装して、内装をウッディな感じにした時くらいのときだね。

小倉 あ、そのくらいの時期だと思います。

荒武 昔はメタリックな内装と言うか、穴蔵みたいな感じをイメージしてて、コンクリートむき出しの内装だったんだよね。94年ぐらいの頃かな、内装に木を使ってガラッと変えたんだよね。そのくらいの頃にヒップホップからテクノに完全に移行していった時期だから。


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小倉 ヒップホップからテクノにシフトチェンジするきっかけって何かあったんですか?

荒武 なんだろう、お客さんとか店員とかその頃にテクノに関連したものを沢山持ってきてくれて。昔はヒップホップが尖ってたんだけど、その頃には逆にエレクトロニック・ミュージックってあんまり聞いてる人がいないからすごく珍しくて。KLFとかAphex Twinとかもちょうど出てきて、音楽そのものも、グラフィックも、シーンもかっこよかったんだよね。

小倉 お客さん自体は33に行けば面白いものや刺激を貰えるって感じで集まってたと思うんですけど、逆にあらさんもお客さんとか周りの人達からそういった影響を受け取ってたんですか?イメージとしては33は最先端のものがあって、時代の流れを作っているって思っていたんで。

荒武 うーん、元々IDとかFaceとか海外の雑誌を見て「今ってこういうのが流行ってるんだ」とか感じ取って、そういうのを見て買い付けに行ってたからね。閉店しちゃったけど、今で言うパリのセレクトショップのColetteみたいなイメーシかな。尖ったものを並べるみたいな。

小倉 Coletteより最先端と怪しくうごめく異物たちの融合空間が凄かった感じはありましたけど(笑)

荒武 ロンドンだとSoul 2 Soulのお店とか、セレクトショップではなかったけど、音楽とファッションとかそういったものを一緒に置いていて。すごく面白いなと。そういったことに反応してくれたお客さんだからこそ、集まってくる人たちは尖ってたし、店側含めてお互いに影響を与え合ってた感じかな。そういった流れもあって、内装を変えてMacintoshを置いて、商品もヒップホップからテクノに移行して。


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小倉 Kraftwerkを初めて知ったのも33なんですけど、Macintoshを初めて意識できたのも33なんですよ。ClassicとかColor Classic2のフォルムがめちゃくちゃ美しいなと思ってて。それが33に置いてあったんですよね。

荒武 そうそう。あれはかっこよかったんだよねー。33も何とかあれを置きたいと(笑)。置くためにどうやって商売をするかを逆算してた(笑)。

小倉 インテリアデザインも含めつつですね(笑)。

荒武 そう、インテリアデザインが一番高かった(笑)。でもあの頃はMacintoshも尖ったものだったからね。

小倉 Macintoshはどういった活用をしてたんですか

荒武 映画のポスターをイギリスから買ってきてたんだけど、それをスキャンしてモニターに映してお客さんに自由に選んでもらえるようにしてたんだよね。Betty BlueとかTwin Peaksとか。まあその頃の、Jacques Tattiみたいなおしゃれな映画のポスターとか販売してたんだよね。


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小倉 ありましたね!そういえばその時Betty Blue買いました(笑)。

荒武 後はDTPでフリーペーパー作ったり。あの頃って今みたいにPCも普及してなかったから、変わった人しか使ってなかったよね。


小倉 ゲームの方でもSonicが出てきたりした時期ですよね。

荒武 そうそう。SEGAのSonicはTシャツも販売してた。後は…任天堂も売ってたかな。


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小倉 それってオフィシャルだったんですか?

荒武 とってるやつもあったし、ブートもあったかな笑。海外で買い付けたものは大体ブートだったかな。でもあの頃はPublic Enemyとかのグッズもブートが溢れてたし、まだコピーライトがゆるいというか、逆に宣伝になるからどんどん出してくれっていう時代だったね。


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Vol.2へ続く。

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