ダンス・ダンス・ダンス - ウィズ・コロナ

2021年3月28日 12:00

REBOOT +next33 コラボクラブイベント BUG FIX 

文化庁委託事業「文化芸術収益力強化事業」

このブログを書いている321日の朝刊で来月から1万人までのイベント開催が可能と伝えています。それからほぼ2ヶ月前に遡ること緊急宣言下(今も!)117日の午後2時から夜8時までという平時では中々考えられない、非常時の今だからできたのかもしれない画期的なイベントを33REBOOTのコラボで、都内最大級の大バコのcontact tokyoにて文化庁の全面サポートのもと開催成功させることが出来ました。

日時:2021117日(日)14:00
-20:00
会場:Contact tokyo
入場無料 : GH STREAMINGにてライヴ配信あり
有料会員登録でアーカイブ配信視聴可能

Studio:
KEN ISHII
Q'HEY
Risa Taniguchi
AHREUM

[VJ]
HATEGRAPHICS
Camel

Contact:
MAYURI
TAKAMI
SHINICHIRO IMANARI
MIHONO

[VJ]
DOT TV
Yusuke Tanaka

Foyer:
DJ WADA
LYOMA
yohei HIBIKI
NAOKI (MEISAI)

Dance Performance:
MEISAI

[VJ]
sarunotuku
SINO (FantasticPlant) × OYU

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よく考えたらshop33として大きなクラブイベントをよく開催してのは90年代から00年代で、DJやライブの依頼や相談も実際に会ってお茶や飲食を伴う接待、そう、時事問題的に今一番忌み嫌われる(笑)進め方で最低でも3ヶ月ぐらい前からブッキングや内容の詰めをして、集客のためのフライヤーやポスターを作成して共通の趣味の人たちが来そうなレコード屋やカフェに貼って貰ったり、雑誌、例えばキューティやスマート、ファインそしてテクノ系のエレキングやデリックなどに告知を載せて貰ったり当日販売のグッズ(主にTシャツ)の制作と大わらわでした(笑)。

それが久平君の手にかかると、これだけの錚々たる面子を瞬時に声をかけてイベントの構成とブッキングを済ませ、告知もサッと済ませる段取りの速さ。
聞くと今やQ’HEY (DJ / プロデューサー) /「クラブとクラブカルチャーを守る会」会長として日本のDJ クラブシーンの対外的な取りまとめ役という大きな存在になっているとの事。国内最長クラスのイベントを企画し続け、自身も30数年の実績を誇る大御所DJであり、素晴らしい。四半世紀という振り返ると驚くべき長さに渡り、同じスタイルを貫いたイベントスタイルに共鳴したスタッフ、DJVJそしてオーディエンスの人たちはもう何のアナウンス無く集まってくれることに改めて気づいた。

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いざイベントが始まると次々と懐かしい顔ぶれと再会し、挨拶を交わし、色々と話をすることが出来た。マユリちゃん (DJ MAYURI)とは20年ぶりの再会にかかわらず、全くそれを感じさせない関係で接してくれ、ゲストルームのソファーにお互い座り、良く会っていた90年代当時の思い出話、と言っても二人ともモワーっとした記憶の断片を頭の奥の更に奥の引き出しから微かに持ち寄っての会話なのであまり続かず()、今の社会情勢(お互い少し大人になったってことかな笑)や今の状況下でクラブシーンの位置付け、今後のクラブカルチャーや音楽シーンの行方についても色々な考えを話してくれた。
でもそんなに時が過ぎても、いつも会っている友達の様に何の気兼ねも無く対話が出来たことは夢のような有難い体験でした。本当に会話の途中で当時のことが蘇って泣きそうになる時が何度もあった。また会う日は来るのかなあ。会えると良いな。その時は僕もリハビリの更なる成果を見せて座ってでは無く、フロアーで音を聴きながら会話を交わしたいと思ったアラカンのオヤジです()

各フロアーのオーディエンス(お客さん達)も「もう楽しい!」って表情、でも飛沫感染対策には完璧と言っていい心構えで積極的に協力してくれた。マスクそれから人と人との間隔の維持を極力協力をしていただいた。フロアーには床に白いラインが引かれていて等間隔で1人ずつ動かないようになっていた。ほんとにみんな協力的に参加していただいた。

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そして十数年クラブシーンから身を引いていたにも関わらず、変わらず接してくれたDJの人たち。僕がドリンクバーカウンターで独りでかけつけ2杯一気飲みをしてた時、背中を叩いて「荒武さん、久しぶり!」と振り向くとなんとイシイ(KEN ISHI)さん!「20年ぶりぐらいだよね」と全く変わらず接してくれたテクノ・ゴッド。またワダ(DJ WADA)さんも変わらぬ素敵な笑顔で挨拶を交わしてくれた。トビーちゃんも僕がゲストルームにいる時にわざわざ挨拶をしに来てくれた。ただただ嬉しかった。イシイさん、ワダさん、マユリちゃんの聴くプレイも久しぶりで当時からの個性を維持しつつ、確実に深化して素晴らしい。いわんや久平君をや!

でも最も個人的に素晴らしいと思ったのはタカミーのDJだった。彼には世界的にもポップに受け入れられる勢いと可能性を感じた!がんばれタカミー!!あくまでも『個人的』を強調するけど()

そして若いDJの人たちのプレイもじっくり聴くことができた。こんな事はフジロッククラス以外で世界に向けて中継(配信)されるなんて、よく考えたらすごいことだ。コロナはあまりにも多くの厄難を今も多くの人々にもたらしているけど、その荒野の先に全く新しい可能性の萌芽を感じることが出来た。
例えばユニバーサル・デザインのフロアを設けて、さまざまな障がいのため踊る事はおろか来るという発想すらなかった人たちに実際の重低音を感じてもらい、その音を楽しもうとする人たちとの交流を体験してもらったり、時間をシフトする事でエイジレスなイベントを企画するとか。親に連れられて子どももお洒落して参加してもらったり。実際に今回のイベントにも何組かいて、もうお洒落して楽しそうにしていて、それはもう可愛かった!もちろん僕の様な年配の人も気軽に参加して座れる場所も多くする()セッティングのやさしい空間作りをして、昔来ていた人たちに改めてクラブ空間を味わってもらう事とか。これこそ21世紀の『セカンド・サマー・オブ・ラブ』になるかもしれない()。いや冗談抜きに!

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でもとどのつまりは、緊急時においてもイベント開催を支援してくれた文化庁、そしてオーガナイザーの久平君、そして何より最高のマナーと音と場を一緒に作り上げてくれたお客さんに感謝します。ロンドン、マンチェスター、サンフランシスコ、LANYなどのクラブ体験に並ぶエポック・メイキングな経験と感動を与えてくれました。まさに幸福とは分かち合うこと。アメリカ映画『INTO THE WILD』のエンディングの言葉そのモノでした。みんなにありがとうございますを伝えたいです。2ヶ月経った今でもその感動の残り香みたいなものがあります。『集まらず騒がず話さず』と多くの人が言うけど、私たちが出来る限り細心の注意を払って信頼した空間を作れば、流行り病に対応したクラブイベントが出来る事をこのイベントは実証したと思います。こんな素晴らしいイベントを20年以上も継続して、その時代々に対応しつつコアな空気感、オリジナリィーは振れることなく、本当に良いオーディエンスの方々と共に、こんな厳しく心が折れそうな時に良いイベントに誘ってくれた久平君に、改めて最大限の敬意と感謝の言葉を贈りたいです。

最後にイベントの成功に最も必要な器を提供してくれた大造さんに最高の敬意と感謝を伝えたいです。彼は麻布の伝説のクラブ『ピカソ』を創った時から33はお世話になっていて節々でイベントの開催をいつも快諾してくれています。今回もこんな素晴らしいクラブ空間で今の時勢に的確に対応したリスク管理でサポートしてくれて、誠にありがとうございました。

※尚、タイトルはこのテキストを書いてる時に着ていたユニクロと村上春樹氏との同タイトルのコラボTシャツから採りました(笑)。
(Akira Aratake)

next thirty three

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