ファッション

2012年9月10日 10:15

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今回は僕が影響を受けたファッションについてです。

僕がファッションを語るなんて、今は余りブランドも知らないし、ファッション誌は1冊も持ってないし、毎週見ていたテレビ東京のファッション通信は (民放では) 終わってしまったし、アパレルの仕事は10年以上前に辞めたし、DJの時も豪華にキメ込んでとまではいかないし、そして着ている服はわりかし適当だし。「じゃあ、ダサいのか?」と言われると、それはやっぱり嫌なんですが、ただいでたちで注目されたいという自己顕示欲が余りないんです。注目されたいのは僕の音楽の方ですね。僕が思う自身のファッションですが、変な話「自分に何が似合うかではなく、何が似合わないか。」「何を着たいかではなく、何を着てはいけないか。」ということに気が付いたんです。今まで買い物で失敗したことはそれなりにあるのだけど、そこで気付いたのは「自分は何が似合わないか(着てはいけないか)」というものなんです。「自分が着てはいけないアイテムリスト」なんてのもあります。白いソックス、デニムのオーバーオール、サスペンダー、ベレー帽、ボーダーTシャツ、首の広いTツャツ、好きでもないバンドのでもデザインがカッコいいTシャツ、タンクトップ、色の濃いブラック・ジーンズ、色のうすいブルー・ジーンズ、ベルボトム、過度にヒッピーの香りのする服、エスニック、バスケットボール・チームの重たいトレーナー、焦げ茶、水色、ベージュ、白、オーバーサイズドルック... と自分に似合わないものって結構あります。厄介なのが、好きで着たいんだけど似合わない服。これはやはり諦めて着ない方がいいんです。

 

と冒頭から後ろ向きなことばかり書いてしまいましたが、ファッションは嫌いではありません。というので僕が好きなファッションを、僕の憧れのミュージシャンを挙げながら辿ってみました。読み返してみると少々メジャーどころのミュージシャンが多い気もしますが、実は僕のファッションの影響は殆どが好きなミュージシャンから受けたものばかりなんです。Jesus and Mary ChainとJohnny CashとPoisonとハウス・ミュージックが好きな僕がどんなファッションを...?というのもあると思いますが、下記の中にもし好きなミュージシャンがいたら読んでみて下さいね。また「えっ?君本気でTerry Hall目指してるの?」などの突っ込みは少々傷つきますが、言ってもらっても結構です。いずれにしても読んで楽しんでいただけたら幸いです。

 

[Terry Hall] 

1979年日本でもスカはとても流行りました。僕は田舎の子供で洋楽歴2年目の頃です。音楽雑誌のMUSIC LIFEでもスカ・ファッション着こなし術みたいな記事が特集されたり、他にも雑誌の付録に「2-TONE新聞」といったものやSPECIALSのステッカーが付録で付いてきたり。これだけ騒がれば僕も子供とは言え反応してしまうというもの。「今ロンドンはこうこうで熱いんだって!」と友達にカッコつけて話したりしていました。SPECIALSデビュー以来ずっと好きなTerry Hallですが、どのバンドの時代も好きでした。この写真はSpecials時代ですが、ロンドン・ストライプのシャツがキマってますね。そして僕も今年の夏は半袖のロンドン・ストライプのシャツをよく着ました。僕のはモノ・トーン(僕は鉛筆色と呼んでます)のストライプなんですが、シャツの下に着るTシャツの色は赤とかオレンジとかピンクを着て、ボタンは1つ開けるのが好きなんです。95%のモノ・トーンにハッとする様なカラーを5%だけ首元にアクセントに組み合わせると、ホントに「ハッ」とさせられるんですね。とても美しいんです。この着こなしを僕は「トレヴァー・ジャクソン色彩効果」と呼んでいるんですが(今思いつきで書いただけ)、Trevor Jackson、そうPlaygroupのもじゃもじゃ頭の彼ですね。Trevor JacksonがデザインしたSoulwaxの「E TALKING」等の一連の12インチ&CDのジャケット・シリーズ... これの配色を思い出したんです。ジャケットの表裏面は全て3D調のモノトーンなのですが、ジャケットの側面(棚に並べた時に見える厚さわずか3mmくらいの側面)だけ黄色とか赤をワン・ポイントで使っていたやつです。あのアート・ワークには本当に「ハッ」とさせられました。「トレヴァー・ジャクソン色彩効果」なんて大袈裟に書きましたが、でもそんな感じなんです。僕の派手なTシャツは全て貰い物でたまたま持っていただけで、コーディネートも全く狙ったわけではないんですが、合わせてみたらきれいだった...「これってTrevor Jacksonぽい?」みたいな... 。話をTerry Hallに戻しますが、80年代中期のColourfield時代の彼のファッションも何だか気になってました。黒シャツにストライプ・タイにジーンズなんて着こなしは春先に真似てました。当時黒シャツはJUN MENで買いましたね。今はちょっとしたよそ行き着くらいじゃネクタイなんてしないけど、80年代は背伸びしてたんですね。
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[John Lennon] 

写真は70年代の頃でしょうか?髪型も丸眼鏡もニット・ベストも完璧です。このフェアアイル模様のニット・ベスト+濃い色の襟つきシャツとの相性もばっちりですね。僕はベストの時に下に着るシャツは伸縮素材のTシャツ生地の黒シャツです。フェアアイルはベストに限らず僕は帽子もよくかぶっていて、周りには少しワンパターンな印象を与えてるかもしれません... ここ数年僕はそればっかりでしたから。北欧調のノルディック、フェアアイル、ジャガード柄は、自分の中ですっかり定着してしまいました。Duck_JohnLennonStudio.jpg


 

[Paul McCartney] 

さっきのJohnもですが、Paulも雪柄風のニット・ベストをBeatlesの頃からよく着てますね。このLindaとのちょっと面白い写真で着ているフェアアイル柄の長袖のVネックもいいですね。Paulのファッションは特に70年代のWings時代の頃が好きで、実は最近髪型も少し意識しています。最近髪を切る時Wingsの「Red Rose Speedway」のジャケットを見ながら散髪しています。1970年代は文化もムードもとても好きです。

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[Boomtown Rats] 

彼らは本当におしゃれなバンドですね。これだけ派手派手カラフルにやっても変じゃないですね。Bob Geldofの市松模様のシャツはジュリーもそっくりなの着てたの見た記憶があります。やはり2-Tone Skaの時代だったので、その影響なんですかね?個人的にはギタリストのGerry Cottのファンで、僕はGerry Cottが宣伝広告に起用されてたAria Pro IIのレスポール・ギターも当時買いました。Gerry Cottはお決まりのサングラスもカッコいいですね。とにかく写真を見て下さい。ほんとにカッコいいです!
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[The Undertones]

僕は完全後追いのUndertones。日本では余りラジオでも聴いた記憶がなく、雑誌でも余り見た覚えがありません。だから本当に名前しか知りませんでした。彼らの着こなしでカッコいいのが「My Perfect Cousin」のミュージック・ビデオ。その中でギタリストが’着ている赤黒の雪柄セーターと、かぶっているキャップ。そうそう最近メッシュキャップをかぶり始めたんです。「自分は何が似合わないか(着てはいけないか)」リストに長年入っていたキャップなんですが、久しぶりにかぶってみたら案外いけました。目出たくリストから除外されました。あとベースの人のVネックのニット、これも似たようなのを持ってます。珍しくもないアイテムばかりですが、なぜかこのビデオに反応してしまいます。この漂うムード、空気感は、何なんですかね?話は逸れますが、UndertonesのJohn O'Neill, Damian O'Neillは、後のThat Petrol Emotionのメンバーなんですね。僕は最近まで知りませんでした... ダメですね。
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[Bronski Beat]

今回はメンバーのJimmy Somervilleについてです。「Small Town Boy」のミュージック・ビデオでは、Jimmy Somervilleは丸刈りでチェックのシャツと言ういでたちで登場します。あと写真の「I Feel Love」(Marc Almondとのカバー曲)のミュージック・ビデオで着てたスタジャンもいいですね。僕がスタジャンを好きになったのはこのビデオからです。僕のはネイビーです。なぎら健壱がテレビ東京のTOKIO ロック TVの番組内でタコ坊主呼ばわりしていたJimmy Somervilleですが、彼のファッションは好きです。隣りにいるMarc AlmondはSoft Cell解散直後の頃がかっこよかったですね。
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[Beastie Boys]
僕の知識ではヒップ・ホップの多くは語れません。80年代のDef Jamも少ししか知らないし、90年代はGang Starrの「Jazz Thing」とGallianoをかじったくらい。でもRun-D.M.C.のNHKホールでの初来日公演はしっかり観に行きました。あと100%純粋にヒップ・ホップではないけれど、それに近い要素を含む音楽というか、例えばCelluloid RecordsやM/A/R/R/Sの「Pump Up The Volume」、そしてこのBeastie Boysなどは大好きで聴いていました。やはり純粋なものよりいろんな要素が混在したような音楽が僕は好きなんですね。80'sの頃のヒップ・ホップ・ファッションは、ジーンズもトップスも着こなしが結構タイトでそこが好きでした。BeastiesにしてもにRun DMCにしてもタイトでした。あと80年代の終わり頃、僕はダンス・ホール・レゲエが好きで、西麻布のピカソやClub Jamaicaのレゲエ・パーティにも遊びに行っていました。そこには上下ジャージ、つまりトラック・スーツを着た人達が沢山いて、それはもうすごいインパクトでした。僕もその影響で勢い余って紺色のレゲエのトラック・スーツ (ライオンのマーク入り) を原宿で購入したんですが、僕には少し派手過ぎて、上下で着たことは結局一度も無く、いつもトップスだけでした。ちなみにトラック・パンツはピチピチなスリム... 80年代だったから?レゲエっぽいトラックジャージ風なアイテムは当時MEN'S BIGIなんかでも売っていたのを覚えてます。80年代の後期のMEN'S BIGIは組織的にレゲエ好きでしたからね。あと初期Beastiesと言えば、レザージャケット、スウェット、そしてキャップですね。今年の夏余りに暑くて、僕はメッシュ・キャップを購入しました。カラーは白に黄色のメッシュで「McCULLOCH」とロゴが書かれています。どうやら電動のこぎりやスクリュー等の工具の製造メーカーのようです。ヤフオクなどでは「企業キャップ」などとうたっている人もいます(笑)。面白いですね。どこかしら80年代のオールド・スクールの香りがするようなものが僕は好きみたいです。一連のゴールドのアイテムをを覗けば...。Leather jacket, a pair of adidas Skytops, and mesh snapback cap is an honorable way to channel their punk rock meets hip-hop look.

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[Malcolm McLaren]

1990年発売のアルバム「Malcolm McLaren Presents World Famous Supreme Team Show」。1st シングル・カットは「Operaa House」。僕が本格的にハウスをかけ始めた頃で、このレコードもDJでよくかけてました「俺はマルコムだ (Duck Rock)」同様、刺激的でした。このアルバムでアート・ワークでコラボしたのはStussyなんですね。僕はStussyは財布を使っていたくらいでしたが、Stussyはオールドスクールのレゲエやヒップ・ホップ・シーンとも密接で、歴史的にも重要なブランドだったし。Malcolm McLarenに関してですが、ファッションそのものの影響ではなく、新しもの好きなアティチュードの部分ですかね。自分の人生の若かりし頃を懐かしむだけはなく、常に新しい時代のその後の若者の文化に自ら溶け込んで行くその感じ。彼に関して言えば「1977年はよかった。」に終わってないところが好きです。「1983年もよかった。」し「1990年もよかった。」ですものね。新たな文化はやはり胸躍るものです。
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[Graham Coxon]

雪柄のニットベスト、プラスチック・フレームの薄いブラウン・レンズのサングラス、スリムの少し色落ちしたブラック・デニム、ヘアスタイル... と、Graham Coxonは何気にお手本だらけです。意識してたつもりはないんですが、雑誌で彼の写真なんかを見ていたら好きな感じの着こなしが多いことに気付かされます。ファッション雑誌を見てというよりは音楽雑誌のグラビアを見て購買意欲をそそられることの方が多いです。Duck_greh.jpg




[Whip]

代官山のUnitで初めてライブを観たとき、ベースのNathan Suddersは、リブつきジップの黒の革ジャケット+ジーンズ+キャンバス・スニーカー(コンバースだったかな?)でした。ヴォーカルのBruce Carterは、やはり革ジャケットで中に霜降りグレーのスエットパーカーを着て、フードは出してました。かなり僕好みドンピシャな着こなしです。
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[Bernie Worrell]

Taliking Headsのジャパンツアー時の京都でのオフ写真。David Byrne (Taliking Heads) の前の人、Adrian Belewの右にいる人、セッション・プレイヤーのBernie Worrell (Parliament-Funkadelic) が着ているRolandのカットソーが余りにカッコいいのでおまけです。トレーナーなら尚欲しい...。
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90年代の僕のDJ ... duck rock

posted on 2011.07.17

DJ Duck Rock

1990年代初頭ナイトクラブでのDJをスタート。DJセットでは、ハウス、ブレイクビーツ、エレクトロとその時代の最新のエレクトリック・ミュージックを軸に、時に60〜90年代のモンド、ロック、ニュー・ウェイヴ、インディーなどの音楽をアクセントとしてミックス。BPMや質感の異なるそれらの多様な音楽の組み合わせ、DJミックスさせていくそのスタイルは、現在も変わらずジャンルの違和感を越えユーモアに溢れている。1999年以降、現在のDuck Rockに名義を改め、DJにとどまらずリミックスやプロダクションも本格的にスタート。Jon Spencer Blues Explosion,Space Cowboy, Polysics, Tokyo Sluts, Ramrider, Digiki,Detroit7他からのオファーを受け、数々のリミックス作品を手掛けオフィシャル・リリースされてきた。2002年にはKSRよりMixCD'Sound Republic Vol.2 Mixed by Duck Rock' (KCCD-092)を発売。その後も複数のコンピレーションに参加を重ね、現在もリミックス等のプロダクションとDJとで平衡して活動している。
http://soundcloud.com/duckrockremixes
http://www.mixcloud.com/djmixduckrock/
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