中国ツアーの話

2011年11月15日 13:53

こんにちわQ'HEYです。
今回は先月行ってきた中国の話をしようと思います。
ボク個人のブログ「FLYING COW」でも既に書きましたが、ここではもう少し掘り下げた内容にしようと思います。

10月20日から23日の日程で中国ツアーに行ってきました。
21日金曜上海、22日土曜に北京でそれぞれギグというスケジュールです。

本当ならもう少しゆっくりしていきたいところだったんですが、23日の夕方渋谷WOMBでのアフタヌーンパーティーでのブッキングもあったのでやむなしといったところです。

今年の7月と8月にそれぞれ1回ずつ台湾には行ってきたんですが、今回もその時と同様羽田空港を利用。
国際便で羽田が使えるのってホント楽です。
成田を往復する時間と費用も結構バカにならないですしね。
しかも新しい国際線ターミナルは気持ちいいし、施設も充実していて楽しいです。
出発前は早めに到着して、全日空の空港ラウンジで少しのんびり。
ここでうどんとそばを食べるのがすごく好きなんですが、離陸早々機内食が出るのでほどほどに。
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3時間半のフライトの後、眼下に広がる上海の街並みには圧倒されます。
高層のマンションがズラーッと立ち並び、まだまだといった感じで土地が開拓され建築が進められています。
かなり広く開けていて、日本のような土地に起伏があるところを縫うように立てているわけじゃないから、そのスケール感はすごいです。
どんだけ人住んでんだよって思わせますね。

上海に到着したら、中国や台湾ではポピュラーなメルセデスベンツのハイヤーがお出迎え。
タクシー料金が安い国ですから、こういったハイヤーを雇うのもさしてコストが掛からないそうです。
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ホテルにチェックイン後、街案内してもらいました。

すごくモダンな作りの建物やショップが並び、豊かさが感じられるんですが、そんなショップとショップの間にある狭い路地には恐ろしく貧しい民家と汚れた衣服の人達が佇んでいて、日本のメディアでも紹介されているそのギャップを正に目の当たりにするとやはり驚かされますね。
ちょっと写真に収めるのが気が引ける感じでした...

初日の夜に連れていってもらったのは、小白樺酒家というレストラン。
メインストリートからは少し離れたところにある小さな店ですが、プロモーターのNi Bingもイチオシで、各界の有名人もこっそりやってくる店らしいです。
ピークタイムには並ぶことになるので、少し早めに到着。
上海料理の店で、注文は全てNi Bingに任せたので何を注文してるのかはよく知らないんだけど、このカボチャが最高にうまかった!塩漬け?のアヒルの卵を絡めて揚げているとのこと。

マイ・ベスト・カボチャ料理オブ・ザ・イヤーに認定しました!(手前左がそのカボチャ料理)
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もちろんカニも良かった!
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店を出たら外は待ち客で溢れててびっくり。
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帰国してからググってみたらこんなブログを発見。ガイドブックに載ってない隠れた名店のようでした!

夜はShelterというアンダーグラウンドなクラブを見に行ってきました。
階段を降りたらトンネルがあって、その先にフロアというかなりクールな造り。
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木曜の夜の割にはそこそこ入っていたような感じでした。
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トイレの水道が壊れてて、3箇所から勢い良く水が漏れるところもアングラ感満載!
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翌日はお昼から市内観光。
まずは新天地という代官山的なエリアでランチ。
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北京ダック!
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その後クラシックな建造物が建ち並び、小龍包の有名店などがある観光スポット豫園へ。
ど真ん中にスタバ!w
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超ジューシーな肉マンの肉汁をストローで吸うというお店にも行ってみました。
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続いて中国で最も高い(世界第3位)の超高層ビル、上海環球金融中心(Shanghai World Financial Center)へ。通称上海森ビル。つまり日本の森ビルが手掛けたビルです。
建物自体の高さは世界3位ですが、展望台の高さは世界一。
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その展望台へと!
上海のシンボル上海タワーがすごく下の方に見えます!
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そして食事の後、会場であるM2(MUSE 2)へ。
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ここは今の中国の勢いを象徴するような、かなりバブリーに盛り上がっているクラブです。

到着した深夜0時には既に満員状態。
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店内を散策してみると、どのテーブルにもワインクーラーに4本程度のシャンパンが刺さっていて、大量のフルーツの盛り合わせや、ショットグラスがキレイに並ぶように穴の開いたトレイなどが満載。
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平均月収が4万円程度という上海において、この店は一晩で1,000万円売り上げるという。
そんな乱痴気騒ぎの中、ボクは0時半からプレイスタート。
開始直前にLEDで光るライトサーベル的なものがフロア中に配布されて、さらにブース前にダンサーが並んでスタートを盛り上げてくれました!
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ダンサーは途中でもフロアの中央ステージに登場。
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3時までの2時間半プレイしましたが、深い時間になってくると若干客層が変わってきて、バブリーに呑んで騒いでいる中国人から、より音楽が好きでダンスに集中する夜遊び慣れした外国人層へとシフトしていきました。
オーディエンスからのリアクションも、後半の方が熱い感じで楽しかったです。
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ボクのプレイ後は台湾でREBOOT TAIPEIをオーガナイズしているDJ VERTIGOがプレイ。
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VERTIGOのプレイ終了後、朝までやっているレストランへ。
ファミレスなどが無い街なので、深夜から早朝にかけて営業しているレストランは数少なく、この店はクラブ帰りの客で満杯状態。
ここで気づいたのは、年齢層が日本と比べてかなり高いということ。
それなりに金が無いと出来ない遊びなので、裕福な家庭に育った者か、ある程度ビジネスで成功した者に限られるということで、渋谷のファミレスにたむろしてるような若者が一切入り込めない世界なわけです。
うーん。アンダーグラウンドな音楽をやっているつもりなのに、この国では上流階級でないと楽しめないものだとは...

翌日は北京へ。
中国東方航空で2時間20分の旅。
この中国東方航空のサービスが傑作。
到着後降機する際の見送りで、フライトアテンダントが面倒くさそうな顔でこっち睨みつつ、腕組みしながら耳ホジホジしてましたよ(笑)

北京では台湾から移住したDJ Elvis Tが迎えてくれました。
彼はテクノレーベルAcupuncture Records主宰で、ボクがプレイするClub Lanternの共同オーナーでもあります。
北京では、三里屯というショッピングモールやバーが多く並ぶ繁華街へ。
三里屯Villageというモールは趣向を凝らした造りになっていて、中にあるApple Storeは満杯状態。
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中国ではまだiPhone 4Sが発売になってないけど、iPad、MacBookなどの店頭品をみんな競うように手にしていて、Apple製品への関心度の高さにちょっと驚きました。
実際上海でも北京でも、iPhoneを持ってる人の割合がかなり高いように思いました。

三里屯から少し歩いたところに北京工人体育場というスタジアムがあります。
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先日Smapがコンサートをやったところで、このスタジアムの周辺を囲むように多くのクラブが点在しています。
スタジアムというのは音楽から歓声まで様々な爆音を発する場所ですから、クラブが出す音なんてかわいいもんって感じで、周辺の苦情に悩まされずに済むよう合理的な立地になっています。

ボクがプレイするクラブLanternもそんなクラブのうちの1つです。
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ここはかなり音楽に拘ったアンダーグラウンドなクラブ。
周囲には派手なクラブもたくさんあり、駐車場には高級外車がひしめいて、ユーロトランスやエレクトロハウス等のコマーシャルな音楽が鳴り響いています。(コマーシャルなクラブのうちの1つMGM)
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しかしLanternには純粋にテクノやハウスが好きな人が、集まっているようです。
逆に言えばナンパなクラブには行きたくない人達。
女の子達も、キレイに着飾るというよりも、カジュアルな服装で元気に飛び跳ねてるって感じですね。

エントランスの階段に、Graphic Manipulator 撮影のボクのアーティスト写真が巨大ポスターが飾られていました。
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北京のオーディエンスはテクノの事をすごく理解していて、ボクにも積極的に話しかけてきてくれました。
プレイ中のリアクションも最高!
上海M2に比べれば規模は全然小さいですが、熱度は比べものにならない程高く、ボク自身のブース内でのパフォーマンスもかなりアッパーになり、非常に濃い時間を過ごせました。

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帰国の途に就く為、Elvis Tのプレイ中にクラブを後にして、ホテルでシャワーを浴びて空港へと。

土曜の夕方5時に上海を出て北京に着き、ギグを終えて日曜朝の飛行機に乗ってお昼に東京着。
24時間で3都市を巡るというなかなか強行なスケジュールで、帰国後は渋谷に向かってWOMBでアフタヌーンパーティー。
仕事したなーって感じでした(笑)

DJ Q'hey

「MOON AGE RECORDINGS」主宰。東京でハードテクノの代名詞的存在とも言えるパーティー「REBOOT」、新木場ageHaにおいてレーベルパーティー「MOON AGE」をオーガナイズ。1989年よりDJ活動を開始して以降、日本のテクノシーンをリードする存在として常に最前線で活躍。国内最大級野外フェスティバル「METAMORPHOSE」に毎回出演を果たし、アジア、ヨーロッパ諸国でプレイする機会も多い。1995年から楽曲のリリースを開始し、2006年アルバム Q'HEY + REBOOT 「ELECTRIC EYE ON ME」をリリース、全国ツアーを開催。ミックスCDにおいては「SOUND REPUBLIC」「REBOOT #001」(共にKSR)「NYSO VOL.1:DJ Q'HEY」(YENZO MUSIC)の3枚を発表している。
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