2011年の思い出深いパーティー

2012年1月12日 16:13

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年を越したところで、2011年の思い出深いパーティーなど振り返ってみたいと思います。
ベストパーティーって感じで順位付けてみることも考えましたが、ちょっと無理かも。
良かったパーティーにはそれぞれ違った思いがあって、数字に表すことができません。
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820日新木場ageHaでの「CLASH x MOON AGE powered by BPM JAPAN」午前5

レギュラーでやっている西麻布elevenでの「REBOOT」は毎回スペシャルです。

elevenで開催するようになってから、新たな顔ぶれはもちろん、Maniac Love時代の人達も再び来てくれるようになったりして、ホームグラウンドの暖かさ、大切さを改めて実感しています。

3月に13周年を開催する予定でしたが、震災で延期になりました。しかしそれ以降もたくさんのREBOOTファンの方々と熱い時間を共有できています。

次回は316日金曜にREBOOT14周年パーティーを開催します。是非遊びに来て下さい!

周年と言えば、去年はアニバーサリーパーティーにゲストDJとして呼ばれることが多かったですね。

毎年1月にある渋谷ROCKWESTのアニバーサリーへの出演は恒例なんですが(今年は今月22日日曜早朝アフターアワーズで出演です)、以降2月には青山faiでのLINE1周年、渋谷clubasiaでの「MITTE」の4周年、再びROCKWESTでの「Trash」の3周年、麻布十番WAREHOUSE702での「Chameleon」の2周年、6月にはWAREHOUSE702で「Butterfly Effect」の5周年、8月代官山AIRで「QD」の2周年、9月中目黒solfaで「Invitation」の1周年と、計8回のアニバーサリー出演。こんなにお目出度い日に声をかけていただけるなんてすごく光栄です。

レギュラーでやっていたREBOOTROCKWESTでの「BOOST」も合わせれば、合計10回アニバーサリーやってたことになりますね。

震災以降しばらくは自粛ムードもありましたが、他の経済活動同様、クラブシーンもランニングし始めました。最初は気分的に遠慮していたオーディエンスもいたようですが、それも徐々に回復していったと思います。

盛り上がるパーティーと言えば夏場のイベント。

年に1回新木場ageHaCLASHと共催している「CLASH x MOON AGE」も昨年は8月に「ageHa夏祭り」の一環として開催。恒例のマルコ・ベイリーに加えてガブリエル・アナンダも招聘し、緩急付けたいい流れのテクノパーティーになりました。提灯や和太鼓のパフォーマンスもあり、お祭り感満載でしたね!

その翌日でしたが、鎌倉由比ガ浜の「Maniac Beach」は2011年も最高でした。雨に祟られてはしまいました、会場内は超満員でいつも通りの熱気、オーディエンスの大歓声に包まれました。シークレットゲストでプレイしたマルコ・ベイリーも「これまでの人生でベストギグのうちの1つだ!」と大興奮でした。

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8月21日鎌倉由比ガ浜での「Maniac Beach」のエンディング


台湾高雄での「Summer Fun」も凄かった!モールの屋上遊園地というシチュエーションで、観覧車が回る目の前がブース、その観覧車がライティング代わりにもなり、観覧車に乗って会場を見下ろすことも出来ました。日本では体験したことの無いアミューズメント感満載のパーティーでした。

同じく台湾で、台北のさらに北のビーチでのパーティー「Summer Aquarian」も楽しかったですね!テクノステージ、Hip Hop / R&Bステージ、ゲイステージと3つのエリアがビーチに沿って横並びとなってのオールナイトパーティー。多彩な人々で溢れていました。東京近辺ではビーチでの終夜営業が不可能なので、スペシャルな体験が出来ました。

しかし「FREEDOMMUNE」や「METAMORPHOSE」が共に台風の影響で中止になるという事件も。特にMETAMORPHOSEは「毎年これにかけてます!」って人も多かっただけに、ショックで数日立ち直れなかったという話も。運営側が背負うことになった赤字も巨額となり、今年は512日にインドアではありますが幕張メッセで開催し、天候に左右されない環境で一旦立て直しを図る模様です。今後に繋げていく上でも、みんなの力で応援したいですね!

9月と10月に出演した大阪の名村造船所跡地での「The Star Festival」も素晴らしかったです。

特に10月の方はダレン・エマーソンとオービタルのフィル・ハートノル、ケンイシイ、タサカらも出演した大阪では恐らく久々な感じの王道テクノ祭りで、ボクがプレイしたラストまでずっと盛り上がり続けていました。

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10月8日大阪名村造船所跡地での「The Star Festival」のDJブースでのダレン、フィルとボク


しかし大阪と言えば風営法を元にした当局による取り締まりが厳しくなり、シーンに大打撃を与えることになりました。多くのクラブが営業停止となり、上記の名村造船所跡地もボクが出た10月の段階では深夜営業できていましたが、現在は不可能となっています。幾つかのクラブは深夜営業しない形で再開しましたが、それでも不安はつきまとい、東京や海外からのゲストDJをブッキングすることがままならなくなりました。それまでなら海外のDJをブッキングする際に金曜と土曜で東京と大阪の2公演を行っていたものの、大阪が入れられなくなったことで、週末1公演だけではNGということで話自体が流れることも多々あり、全体のシーンに大きな影を落とす事になります。

ただ12月にあったユニバースというハコでの日曜の昼?夜にかけてのパーティー「Universal Adventure」はかなりクオリティーの高いもので、今後の大阪シーンに一筋の光が挿したように思えました。

上海でのギグも、現在の中国のバブリーさを目の当たりできて面白かったし、それを尻目にアンダーグラウンドなシーンを築いている北京のクラブ「Lantern」の存在は頼もしかったです。

新宿歌舞伎町のコマ劇場前シネシティ広場で開催された日曜の昼のイベント「ReVO」も印象深いです。日中、歌舞伎町のど真ん中でテクノをプレイして踊るというのは新しかったですね。今年もまた開催されるようなんで期待しています。

また、渋谷には新クラブ「VISION」がオープンしました。このご時世に明るい話です。ボクは既に3回プレイさせてもらいましたが、これからどんどんいいハコになっていくと思います。今auCMにも出ていてビックリしました。()

プレイしている音の傾向としては、少し前までちょっとテックハウス寄りというか、ハードテクノっていう言葉がフィットしないような感じがしていましたが、今はまたかなりハードになってきています。

とは言えかつてのように140近くの早いBPMではなく、128前後で速度は緩いまま、音の感触がハードになっています。

これは多くのテクノDJ、アーティスト共通の意見です。

少し前は、ハウスもテクノもトランスも混ざって、みな同じような曲をかけていました。例えばどのジャンルのパーティーに行ってもEric Prydzの曲がかかっていたって感じ。

でも今また各ジャンルでプレイされる音が細分化され始めてきたように思います。

でも以前だったら交流さえなかった人達が一度同じところに集まったことで、今後再び分かれていった後も違った形で場所や音を共有することが自然とできそうなので、これから面白い状況になるんじゃないかと思っています。

こんな感じで、ザクっとですが2011年見てきたことをまとめてみました。

今年もたくさんいいパーティーに巡り会え、そしてたくさんの人と共有できますように。

DJ Q'hey

「MOON AGE RECORDINGS」主宰。東京でハードテクノの代名詞的存在とも言えるパーティー「REBOOT」、新木場ageHaにおいてレーベルパーティー「MOON AGE」をオーガナイズ。1989年よりDJ活動を開始して以降、日本のテクノシーンをリードする存在として常に最前線で活躍。国内最大級野外フェスティバル「METAMORPHOSE」に毎回出演を果たし、アジア、ヨーロッパ諸国でプレイする機会も多い。1995年から楽曲のリリースを開始し、2006年アルバム Q'HEY + REBOOT 「ELECTRIC EYE ON ME」をリリース、全国ツアーを開催。ミックスCDにおいては「SOUND REPUBLIC」「REBOOT #001」(共にKSR)「NYSO VOL.1:DJ Q'HEY」(YENZO MUSIC)の3枚を発表している。
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