REBOOT 14th ANNIVERSARY

2012年2月27日 17:47

ボクがオーガナイズしているパーティー「REBOOT」が14周年を迎えます。

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REBOOT1998年、青山のクラブManiac Loveでスタートしました。ジャパニーズテクノの総本山と呼ばれたクラブで、世界的にも評価が高く、海外の有名DJもみなこぞってプレイを熱望した場所です。

以前このブログにも書きましたが、ボクはManiac Loveがオープンしてからしばらくの間、DUCK ROCKこと山本展久くんと共に「MUSIC MACHINE」というパーティーでプレイしていましたが、新宿に姉妹店のAUOTMATIXがオープンして以降は拠点をAUTOMATIXに移し、自分でオーガナイズするパーティー「MOON AGE」をスタートさせました。

AUTOMATIXが閉店になって以降、MOON AGEを新宿Liquid Roomに移し、規模の拡大に伴って毎月ではなく不定期で開催するようになりました。

パーティーの調子は上々といったところでしたが、青山Maniac Loveでのプログラムが、毎週金曜をハウス、土曜をテクノとしていたところを金曜もテクノに変更するということで、月一でパーティーをやってもらえないかというオファーがあり、ボクは快く承諾しました。

パーティー名は、自分自身がManiac Loveに数年ぶりに復帰すること、Maniac Love自体が上記の通りプログラムの見直しを図ること、また後述の通り当時のテクノシーンに思うところありなど多くの意味を込めて再起動=REBOOTとしました。

これによって、ボクは「MOON AGE」をゲストDJを招聘する不定期開催の大規模イベントという位置付けにし、「REBOOT」はレジデントDJだけでランニングするレギュラーパーティーという位置づけにすることとしました。(このMOON AGEのコンセプトは、現在もageHaで開催する「CLASH x MOON AGE」として継続中です)

1998年当時、D&Bやビッグビートの隆盛、エレクトロニカの台頭などで、ストレートなテクノは終わったかのようにメディアが喧伝していたところですが、ボク達はハードでダンサブルなスタイルのテクノにこだわりました。何よりもこの音楽を愛していたからです。

流行に惑わされず、この音楽で思いっきり踊り明かしたい人は沢山いるハズ。そう確信してはいましたが、実際の反響はその思惑を大きく上回りました。

REBOOTは瞬く間に多くのクラバーの心を捉え、テクノが多くの人々に愛され続けていることを証明しました。

そして集客、熱気共にManiac Loveでのトップパーティーに踊り出るに留まらず、東京のテクノパーティーの中でもトップクラスに注目度の高いものへと成長しました。

あくまでも東京ローカルなパーティーにも関わらず、その名は全国に知れ渡り、各地方都市でも「一度は言ってみたいパーティー」として名前を挙げられる程になったのです。「REBOOT系」という言葉も産まれ、レコード店でのPOPなどでも使われるようにもなりました。

REBOOTの何が良かったかというと、オーディエンスはDJ目当てで足を運んできているのではなく、パーティーそのもののファンだったということです。

特別なケースを除き、海外のゲストアーティストをブッキングすることもなく、日本人のレジデントDJのみで一晩構成することで、ボクたちは日本のオーディエンスの空気を読んで確実に盛り上げる、ムラのないパーティーを作る事ができました。

レジデントDJの中に突出した絶対的ヒーローとなる存在がいたわけでもなく、全員が確実なテクニックとセンスを持ち合わせてもいました。

もう休刊となってしまいましたが、雑誌LOUDでのDJ人気ランキングトップ50人の中に、REBOOTのレジデントDJ 4人全員がランクインした年もありました。そんな濃いメンバーが揃ったレギュラーパーティーって正直スゴイと思います。

ひとつ面白かった例があります。

他のクラブで、REBOOTのレジデントDJのうち3人をブッキングしたパーティーがありました。当然REBOOTのようなパーティーになることを期待してのことだったと思います。

しかし結果は違っていました。相応に盛り上がりはしたものの、REBOOTと同じ熱気には至りませんでした。

この時改めて確認できたのです。みんなは「REBOOTというパーティー」に来てるんだと。

REBOOTが金曜から毎月第4土曜へと移った頃は、既にフライヤーさえ作るのをやめました。告知などせずとも、第4土曜日はREBOOTっていう事実が浸透していました。

しかしそうしてるうちに、饗宴の地Maniac Loveが閉店に。店の売上自体は悪くなかったんですが、不動産的事情などもあってのことでした。

REBOOT8年続けた後フリーズ。

しかしすぐに青山の「月見ルキミ想フ」という、店内の構造がちょっとManiac Loveに似たライブハウスからの申し出もあり、Maniac Love閉店の同月末からここで再起動。

その1年後、今度は代官山AIRに移って再び再起動。

10周年には10箇所の全国ツアーを敢行し、ツアーファイナルをageHaで開催。

AIRでは2年。

その後渋谷amate-raxi1年。

そして西麻布Yellowの跡地がelevenとしてオープンする事になった時から、このelevenに移って今に至るまで2年。

こうして14年に渡る旅を5つのクラブを巡って続けてきたのでした。

この14年という年月。都内でレギュラー開催されているテクノパーティーでは、REBOOTが恐らく最長寿でしょう。

どうやったらそんなにパーティーを長く続けられるんですか?という質問を受けることがあります。

ボク自身、これはバンドを続けているようなものだと思っています。

そこに自分達の好きな音楽があり、同じ方向を向いているメンバーがいて、それを共有するオーディエンスがいる。

REBOOTではゲストDJを迎えるということを滅多にしません。

もちろん国内外のゲストDJが出演するパーティーは刺激的だと思います。

しかしこれをバンドに例えるのなら、毎回ゲストDJを呼ぶのは毎回ボーカルが代わっているようなもの。

たまにゲストミュージシャンが入ったり、メンバーチェンジもあったりするかもしれませんが、毎回ボーカルを代えてライブをやるバンドなんて無い。あったとしても長く続きはしないでしょう。

とは言えスタートした時点からロングランを想定していたわけでもありません。

ただ真っすぐ前を見て、ブレることなくやり続けてきた結果に過ぎません。

3.11の悲劇から1年になります。

未だに多くの難題を抱えたこの国ではありますが、REBOOTを始めた時に感じたのと同じように、今もずっとダンスミュージックの持つ力を信じ続けています。

粛々とした気持ちではありますが、更なる前進に向け、ボクたちが続けてきたREBOOTというバンドの14周年を祝福させてください。

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2012.03.16 FRI
REBOOT 14th ANNIVERSARY
Powered by BPM JAPAN

MAIN FLOOR 
DJ : Q'HEY / MAYURI / TAKAMI / KOMATSU
VJs : A3U / absolute:m / 恋けデリックjun
Deco : Triangle Peach

LOUNGE
"AUBE"
DJs :  
Aki Yoshioka / myQR / Kensuke.Y / Qmico / K.Yamanaka (ANDNOW!!) / Yuto Sasaki / Kazuhito Takasaki

Food : LX

VENUE : eleven
OPEN : 22:00
DOOR : 3,500yen / with FLYER : 3,000yen /  BEFORE 23:30 : 2,500yen

eleven
106−0031
東京都港区西麻布1−10−11
セソーラス西麻布B1/B2
Tel: 03-5775-6206
www.go-to-eleven.com

REBOOTレジデントDJによるMIX CDを全員にプレゼント!
REBOOT14周年を記念して、ご来場いただいた方全員に、REBOOTレジデントDJ4人全員のDJミックスのmp3ファイルが1時間ずつ、合計4時間分が収録されたCDをプレゼントいたします!
しかも全収録曲のトラックリストと11曲に各DJのコメント解説も入っています。
これで今まで以上にREBOOTを楽しむことができます!
是非お見逃しなく!

こちらの画像をプリントアウトもしくは携帯にダウンロードしたものをエントランスで見せていただければ、WITH FLYERと同等の500円オフにてご入場いただけます。

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なおこの画像はこちらのQRコードからも取得することが出来ます。

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DJ Q'hey

「MOON AGE RECORDINGS」主宰。東京でハードテクノの代名詞的存在とも言えるパーティー「REBOOT」、新木場ageHaにおいてレーベルパーティー「MOON AGE」をオーガナイズ。1989年よりDJ活動を開始して以降、日本のテクノシーンをリードする存在として常に最前線で活躍。国内最大級野外フェスティバル「METAMORPHOSE」に毎回出演を果たし、アジア、ヨーロッパ諸国でプレイする機会も多い。1995年から楽曲のリリースを開始し、2006年アルバム Q'HEY + REBOOT 「ELECTRIC EYE ON ME」をリリース、全国ツアーを開催。ミックスCDにおいては「SOUND REPUBLIC」「REBOOT #001」(共にKSR)「NYSO VOL.1:DJ Q'HEY」(YENZO MUSIC)の3枚を発表している。
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