オズマからのメール
SOVIET名義で正式に活動を始めたのはちょうど2000年。そのまえにもいろいろなブランド名で作品を手掛け、モスクワのいろいろなアンテナショップに商品を置いてもらっていたんだ。
日本にはまえから興味があったよ。ボク(オズマ)は、大学では日本語を専攻していたからね。片言だけど日本語もわかるんだ。そんななか、SHOP33のホームページを経由して、LEVEL1(れべるいち)、KETCHUPARTSと知り合えた。
彼らと何度もメール交換をして、昨年(2003年)に東京で初めて出会ったんだ。ボクらが、「東京でSOVIETの商品を展開したい」と言ったら、いろいろ協力してくれたよ。その結果、SHOP33にボクらの商品を置いてもらえることになったんだ。ほんと彼らには感謝してるよ。
LEVEL1(れべるいち)、KETCHUPARTSに連絡を取ったのは、彼らの手掛けているデザインがとても気に入ったからなんだ。年齢も近かったし、趣味も似ていたからすぐに仲良くなれたよ。
表紙デザインのエピソードについて
今回、SHOP33フリーペーパーの表紙をデザインするにあたって、いろいろな案を考えたんだ。メンバー全員と話し合って、最初はマトリョーシカ(ロシアの民芸品で入れ子式になった人形)をモチーフにしようと思って、わざわざ20キロも離れた専門店に買いにいったんだけど、残念ながら店が休みだったんだ。
ほかにも、ボクらの好きなマクドナルドをモチーフにしたデザイン案や、ボクらメンバーの写真を使おうなんて案があったけど、どうも衝撃的なインスピレーションがわかなかったんだ。
そんななか、SOVIETのロゴをスプレーで段ボールに吹き付ける案が出たんだ。非常にオーソドックスな手法だけど、すごくシンプルだし、スプレーの吹きつけ方によっては微妙なデザインの偶然性が出ると思ったんだ。
厚紙にロゴをプリントして台紙を作り、スプレーを吹いた瞬間、ふとイワンからアイディアが出たのさ。スプレーじゃなくて、光を使ってロゴを浮かび上がらせるのはどうか?って。
そこで、台紙の上から照明を当てて、その光でロゴを浮かび上がらせて、写真を何枚も撮ったんだ。100枚以上撮影したよ。そのなかで一番いい写真を、フリーペーパーの表紙にしたんだ。
Tシャツのデザインについてコメント
基本的には、カルノフ、イワン、ユワンの3人のデザイナーがグラフィックデザインを手掛けているんだ。オズマ、ゾキロフはそのデザイン案を考えたり、作品のプロモーションを担当しているのさ。
基本的には、カルノフ、イワン、ユワンの3人のデザイナーがグラフィックデザインを手掛けているんだ。オズマ、ゾキロフはそのデザイン案を考えたり、作品のプロモーションを担当しているのさ。
●SOVIET (デザイン担当:カルノフ)
ボクらのロゴが入ったシンプルなTシャツ。ロシアでも同じデザインのTシャツを販売していたんだけど、日本での販売はこれが初めてなんだ。さらに日本では同じデザインのトートバックも出す予定なので、期待していてほしいね。
●for LIFE (デザイン担当:カルノフ)
ボクらの人生に必要なシンボルを集めたんだ。これで安心だろ?
●SKATE TOUR (デザイン担当:ユアン)
"KICKED OUT OF EVERYWHERE TOUR"というスケートボードのツアーTシャツ。ちなみにこのTシャツのデザインを手掛けたユアンは、プロ級の腕を持つスケーターでもあるんだ。
●Vegetable (デザイン担当:イワン)
ボクたちの食生活を支えてくれている野菜たちに敬意を表して。
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